事故による責任と損失
事故で問われる4つの責任!!
刑事責任
(例)●過失運転致死傷罪の場合(人身事故の責任)
「7年以下の懲役、または禁固」もしくは、「100万円以下の罰金」のいずれかの処分 |
刑の種類▶懲役、禁固、罰金、科料
行政責任
(例) | ●運転免許の停止または取り消し処分 ●営業停止 ●認定取り消し等 |
《死亡事故の場合》 | |
運転者の不注意による違反点数加算により、免許取り消し処分、または免許停止 | |
《重傷事故・後遺障害ありの場合》 | |
運転者の不注意による違反点数加算により、免許停止 |
民事責任
(例) | ●被害者に対する高額な損害賠償 ●治療費 ●休業損害 ●葬儀費等 |
(参考) | |
高額賠償となる特徴としては、事故当時の被害者の年収の高さ、年齢の若さと後遺障害の状態等が挙げられます。 |
道義的責任
(例) | ●社会的な常識 ●マナー ●儀礼等 |
事故を起こしたドライバーと事業主が、社会人として、また、その事業に従事するものとして問われる責任もあります。社会的常識として、事故を起こしてしまったことに対して、誠心誠意、お詫びしなくてはいけません。お車やお身体を傷つけてしまったことに対する申し訳ないという「気持ちの表れ」とその責任が「道義的責任」です。 |
「目に見えない損失」こそが、のちのち大きなダメージに!!
間接的損失
時間の損失
●刑事罰に伴う時間(刑事訴追による呼び出しなど)
●行政罰に伴う時間(免停、免許取り消しなど)
●事故対応及び紛争解決に伴う時間(示談、裁判など)
●社内事務処理に関わる時間(共済金請求など)
営業面の損失
●企業のイメージダウン及び信用失墜による代行依頼の減少
●従事者の受傷、行政罰による人員不足
●休車による稼働率の低下
●事業者に対する行政処分(営業停止・認定取り消し)
共済契約の損失
●共済掛金のアップ
●共済契約の引き受け制限または更新辞退
直接的損失
物的損害
●修理費
●代車料
●車両の搬送費
●店舗休業補償など
人的損害
●治療費
●休業損害
●交通費
●慰謝料
●後遺障害逸失利益
●葬儀費など
その他損害
●免責金の負担