本文へ移動

第6回 SDD全国こども書道コンクール

1.審査会

第6回を迎えた今回は、全国の行政や自治体、諸団体から、前回を上回る121ものご後援をいただき、後援各位の多大なるご尽力のおかげで、全国各地の子どもたちから過去最多の2,578作品の応募をいただきました。
2018年1月12日(金)~1月14日(日)に、4地区の各FM局内において審査会を実施しました。文字の上手さや「書」としての美しさだけではなく、メッセージ性や全体のバランスなどの観点から審査を行い、各地区で5作品ずつ、計20作品を優秀賞作品として選出しました。
過去5回のコンクールではなかった着眼点で書かれた作品や、文字とイラストをうまく組み合わせた作品など、今回も、大人の心に響く数多くの作品が寄せられ、4会場とも選考は非常に難航しました。
 

【審査会風景】

2.アワードセレモニー

審査会で優秀賞に選ばれた各地区5人が参加しての、アワードセレモニー(表彰イベント)が、地区担当の各FM局で、以下の日程で開催されました。
 
【日程】
(1)北海道・東北ブロック   2018年1月27日(土)
(2)関東・中部ブロック   2018年1月28日(日)
(3)近畿・中四国ブロック   2018年1月21日(日)
(4)九州・沖縄ブロック   2018年1月20日(土)
 
アワードセレモニーの各会場では、表彰イベントだけではなく、「交通警察に携わられる方やパネリストの方のお話」、そして「酩酊ゴーグルによる飲酒状態の体験」など、参加した子どもたちとそのご家族に飲酒運転の恐さについて、より深く知ってもらうためのさまざまなプログラムが企画されました。
そして、優秀賞受賞者5人による作品発表では、子どもたちが自分の作品を読み上げ、その作品に込めた想いや工夫したポイントなどを発表した後、最終審査により、最優秀受賞者1名を決定しました。
各地区から選出される最優秀賞受賞者4人は、2017-2018年のSDDプロジェクトの集大成として、2018年2月17日(土)に大阪城ホールで開催される「LIVE SDD 2018」に招待され、来場者1万人の前で作品と作品に込めた想いや、工夫した点の発表と、書家・森大衛氏との書道パフォーマンスへの出演という役割を任せられる担うことから、最終審査においては、作品に込めた想いと、それを伝える力の両面から審議を行いました。
 

【各会場の模様】

(1)北海道・東北ブロック
▲北海道警察本部交通企画課・米原良己調査官が平成29年中の飲酒運転根絶の取り組みをわかりやすく説明されました。
▲受賞した子どもたち一人ひとりが、作品に込めた想いを発表しました。子どもたちの純粋な願いと想いが、大人の心を動かします。
(2)関東・中部ブロック
▲最優秀賞受賞作品は縦に読むと「飲酒運転」になります。子どもたちの豊かな発想と、まっすぐな瞳に大人は、ハッとさせられます。
▲FM局内でDJ体験。飲酒運転根絶の願いと想いを込めて、マイクの向こうの人たちに呼びかけます。想いが伝わるといいですね。
(3)近畿・中四国ブロック
▲酩酊ゴーグルをかけて、子どもたちがお酒で酔った状況を疑似体験。ボールが思うように、かごに入りません。「こんな状態で運転していたら、怖いよね。」
▲FM放送局内で、いろんな機材を操作してみました。気分はすっかり、ラジオ局スタッフです。
番組の裏側を見ることができ、子どもたちにとって良い経験になりました。
(4)九州・沖縄ブロック
▲福岡県警察本部交通企画課飲酒運転対策係棧洋平係長が、飲酒運転の怖さを、とてもわかりやすく説明してくださいました。将来、お酒を飲んだら、運転しない、運転させないと心に決めた子どもたちです。
▲子どもたちが自転車シミュレーターを体験。自転車も、自動車と同じように飲酒運転は違反です。お酒を飲めない子どもたちは正しい乗り方、交通ルールをもう一度再確認。

3.グランドパフォーマンス

2017-2018年のSDDプロジェクトの集大成イベント「LIVE SDD 2018」が、2018年2月17日(土)に大阪城ホールで開催され、SDDプロジェクトの主旨に賛同するアーティストと約1万人の来場者が集結し、『飲酒運転のない未来をつくる』ことを誓い合いました。
そして、この中で「SDD全国こども書道コンクール」のグランドパフォーマンスが行われました。イベントの序盤では、各ブロックからの最優秀受賞者4人の子どもたちが、ステージから来場者に向けて、作品に込めた想いや工夫した点を発表しました。
 
■北海道・東北ブロック 小野 英稟さん
飲酒運転をしてしまうと、多くの命や心を失ってしまうので、そんなことは一つでも無くしたいと思って書きました。『根』はすべてをうしなう、『絶』はいんしゅうんてんの仕掛け文字にしました。
 
■関東・中部ブロック 渡邊 雫さん
僕がこの作品に込めた想いは、軽い気持ちでした飲酒運転で、何も悪くない人の命を奪ってほしくないということです。
お酒を飲んで事故を起こした人と事故に巻き込まれた人、その家族やみんなが人生を転落させてほしくないという思いで書きました。飲酒運転をゼロにできるように頑張りましょう。
■近畿・中四国ブロック 岡本 花穂さん
飲酒運転は、ちょっとした軽い気持ちが、夢ある未来を台無しにしてしまうので、この作品を作りました。
Official Photo (LIVE SDD 2018)
■九州・沖縄ブロック 荒巻 凜太朗さん
福岡では、飲酒運転撲滅運動の大きなきっかけとなった海の中道で起きた飲酒運転の事故がありました。飲酒運転という身勝手な大人の行動で幼い兄弟の命が奪われたと聞いて、とても腹が立ちました。
大人は子供に『あれしろ!これしろ!』と言うくせに、なんでその大人が幼稚園児でもわかるようなことができないんだと思って、その時一番心に感じたものが、酒飲んで大の大人がなんばしよっとか!!!でした。
エンディングで、総合司会の小倉智昭さんが、平昌(ピョンチャン)から1万人の来場者にこう語りかけました。
今年のLIVE SDDは11年目を迎え、新たな決意、一歩を踏み出しました。これからも力強く、みなさんとメッセージを発信しましょう。
 
私たちは飲酒運転をゼロにしたい!
大切な人を失う苦しみ、悲しみにくれる家族、飲酒運転は全てを失います!
飲酒運転で悲しむ人をもう誰一人として見たくないのです!
 
だからSDDメッセンジャーの力と想いを一つにして、私たちの、子どもたちの明るい未来のために、飲酒運転が無くなるまでメッセージを伝え続けましょう!
 
皆さんには今年もお配りしたSDDメッセンジャーカードに大切な人を思い浮かべて飲酒運転撲滅のメッセージを書き込んでいただきました。これをぜひ大切な人がいるところへお持ち帰りいただき、ぜひ見せてください。
 
飲酒運転は絶対してはいけない、そしてゼロにできることだと。
それが会場にいるSDDメッセンジャーの大きな役割だと信じています。
 
では、大阪城ホール、そして全国のSDDメッセンジャーにお聞きします。
 
飲酒運転はなぜ、なくならないのですか?
飲酒運転はゼロにできないことなのでしょうか?
身勝手な大人が作った飲酒運転の世の中を次の世代の夢いっぱいの子どもたちにこのまま残していいのでしょうか?
私たち大人は、何ができるのでしょうか?
全ての命を大切にしたら、もっといい世界になる。君と、次の世代のために・・・。
 
11年間、音楽を通じてバトンを繋いできた全国155万人のメッセンジャーの想いとともに、本日、最後にこの曲を大切な人を思って心に届けます。---Heal The World
小倉さんからのメッセージの後、オーケストラによる演奏が静かに流れ始め、それにあわせて、TRFのSAMさんをはじめとする4人のパフォーマーがゆったりとした踊りを披露。その間、最優秀賞受賞者4人の子どもたちはステージ上で、書家・森大衛氏とともに、飲酒運転の撲滅を願うメッセージを大きなパネルに書き上げました。
そして、フィナーレでは、子どもたちが飲酒運転をなくしたいという強い想いを込めて書き上げた「ほんの一杯で 大の大人が未来と運命 転落させるな 飲酒運転根絶 夢ある私たちの願い」という書道パネルをステージ中央に掲げ、全アーティストと会場にいる参加者全員で「ヒール・ザ・ワールド」を合唱し、「飲酒運転をしないこと」「飲酒運転をさせないこと」を深く心に誓いました。
Official Photo (LIVE SDD 2018)
[LIVE SDD 2018 出演アーティスト] 
 
STARDUST REVUE / TRF / 荻野目洋子 / 藤井フミヤ / 
山崎育三郎 / ファンキー加藤 / 和楽器バンド / Mrs. GREEN APPLE / 
Dream Ami / CRAZYBOY / 水谷果穂
 
[LIVE SDD 2018総合司会]   小倉智昭
   
[LIVE SDDメッセンジャーズ・アーティスト]   ハロルド / Transit My Youth
 
TOPへ戻る