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運転代行事業者の心得

自働車運転代行の業務とは、「主に飲酒などによって、自動車を運転することができなくなった方に代わって運転を代行し、自動車と一緒に利用者を安全に目的地まで運ぶ」サービス業です。また、同時に「接客業」でもありますので、次のようなことに気を配りましょう!

随伴車の点検・整備・清掃!
服装と身だしなみ、体調管理!
お客様に失礼のない応対!
随伴車は広告塔!

随伴車の点検・整備・清掃

随伴車を見れば、そのドライバーが車を大切に扱っているか、安全運転を心がけているかが一目瞭然です。
始業前の「随伴車の点検・整備」は毎日しっかりと行い、お客様に安心してご依頼いただけるようにしましょう。
 これはNG

法定点検を受けていない車
整備されていない車
汚れた車(ボディ、車内)
1⃣ 法定点検は大丈夫? 

業務中にトラブルが発生すれば、お客様に大変な迷惑がかかります。
必ず、法定点検を受けて、小さな故障も未然に防ぐようにしましょう。


2⃣ 毎日の始業前点検は念入りに

仕事は始業前点検から始まっています。
毎日のことだからと気を抜かず、緊張感を持って行い、少しでも異常を感じたら、すぐに対処しましょう。


3⃣ ボディはいつもピカピカに

お客様は、随伴車を大切にするドライバーに安心感を持たれます。
大切な車を安全にお預かりする証として、随伴車は毎日洗車してピカピカに磨き上げておきましょう。


4⃣ キレイな車内が信頼を生む

随伴車にお客様を乗せることは法律で禁止されており、通常は、お客様に随伴車の車内を見られることはありません。
しかし、窓やドアを開けたとき、乱雑な車内が見えたり、タバコの臭いが漂ってきたら、それだけで印象が悪くなります。

服装と身だしなみ、体調管理

お客様の信頼は第一印象で大きく変わります。基本は清潔感。初対面で不快な印象を与えないように、鏡の前で身だしなみをチェックしたあと、ペアでお互いをチェックする習慣をつけましょう。
 これはNG

無精ひげ
腰パン
サンダル
Tシャツなどカジュアルな服装
ガムやお菓子などの飲食
1⃣ ひげの剃り残しは? 

無精ひげは、だらしなさの象徴です。夜間だからと手を抜かず、剃り残しのないように気をつけましょう。
特に、首からアゴにかけては忘れがちなのでよくチェックしましょう。


2⃣ 寝ぐせ、伸ばしすぎは大丈夫?

髪の毛がだらしなく伸びていたり、寝ぐせではねているのは社会人として失格です。
定期的に散髪して、すっきりさわやかな髪形にしましょう。


3⃣ 爪の手入れは大丈夫?

お客様をご案内するとき、お釣りやキーを渡すときなど、意外と見られているのが手の爪です。
きちんと手入れをしておきましょう。爪アカがたまっているのは、もってのほかです。


4⃣ 口臭対策はしていますか?

口臭は、自分では案外気づかないものです。特にタバコを吸ったり、臭いのきつい食事をとった後や、歯周病の人は要注意です。
車内は密室です。細心の気づかいでお客様を気持ちよくお送りしましょう。


5⃣ 服装は整っていますか?

制服がない場合でも、サービス業に携わっていることをしっかり意識して、清潔感のある服装を選びましょう。

6⃣ 体調は万全ですか?

寝不足のときは仮眠をとり、体調が思わしくないときには、早めに事業者や安全運転管理者に相談して、無理のないよう休息をとりましょう。
始業前点呼時には、事業者や安全運転管理者は、必ずドライバーの体調を確認しましょう。

お客様に失礼のない応対

運転者は会社の代表として、明るくていねいな言葉づかいでお客様に応対しましょう。
そして、立ち居振る舞いにも十分に配慮しましょう。
ここでの印象がリピーターを生んだり、新たなお客様との出会いにつながることもあります。
 これはNG

常連のお客様に対するなれなれしい話し方
お客様の目を見ず、うつむいたままぼそぼそ話す
1⃣ 常連のお客様への応対は? 

業務中は、お客様をニックネームで呼んだりせず、まずは「いつもありがとうございます」と感謝の言葉を伝え、なれなれしくならないよう気をつけ、ていねいに応対をしましょう。

2⃣ 第一印象が重要   常に礼儀正しく

例えば、お客様がお店から出てこられたら、お名前を確認し、はっきりとした声で「代行名」と「名前」を名のりましょう。
まず、安心感を持っていただけるように、礼儀正しいあいさつをすることが重要です。


3⃣ お客様への気くばりを忘れずに

気持ちよくお酒を飲まれていたお客様が快適に帰宅できるよう、言葉づかいには十分に気をつかいましょう。
また、お客様(お連れ様)が乗られる前に、先に自分が車に乗り込むのはマナー違反です。お客様がドアで手を挟んだり、足をひいてしまうことのないよう、運転者がドアサービスをし、OKの合図まではドアを閉めたり発進しないようにしましょう。



随伴車は広告塔

随伴車の運転は常に見られています。その運転は会社全体の品格を表していると意識し、安心できるドライバーと思っていただけるよう、ていねいな運転を心がけましょう。
また、停車中(待機中)の行動にもサービスの質が表れます。
安全面と共に、マナー違反がないよう気をつけましょう。
 これはNG

赤色点滅信号の一旦停止や黄色点滅信号の徐行無視
スピードの出し過ぎ
タバコやガムをくわえたり、携帯電話をいじりながらの待機
過度のおしゃべり
1⃣ ていねいな運転 

走行速度、方向指示器の出し方、ブレーキの踏み方、すべてにおいて最後まで気を抜かず安全運転をしましょう。

2⃣ 移動中に着信があったら?

運転者は運転しながら携帯電話の操作をしてはいけません。
業務連絡は、助手席のペアの方が応答対応しましょう。

3⃣ 待機中も油断は禁物

待機している間も、人の目は絶えず注がれていると考えましょう。
お客様から代行の依頼があるまでの時間も、休憩時間ではなく、これからの運転に備える準備時間です。



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