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第11回 SDD全国こども書道コンクール

1.審査会

  1月12日(木)~1月15日(日)に、各エリア放送局において審査会を実施しました。
応募していただいた作品は、飲酒運転根絶に向けた子どもたちの想いが、素直にそして力強く表現されたものが多く、審査委員は優秀賞5作品の選定に苦慮しました。

【審査会風景】

       北海道・東北ブロック
        関東・中部ブロック
       北陸・甲信越ブロック
       近畿・中四国ブロック
        九州・沖縄ブロック

2.アワードセレモニー

アワードセレモニーは、3年ぶりに各エリア放送局で開催されました。
優秀賞の子どもたちは、「大人はどうしてお酒を飲んだのに運転するのか」、「大人が飲酒運転をすることで、どうして自分たちが悲しい気持ちになるのか」など、作品に込めた素直な想いや工夫した点を発表しました。人前でも、堂々と発表している姿に、飲酒運転根絶への熱意を感じました。
【日程】
(1) 北海道・東北ブロック  1月21日(土)     
(2) 関東・中部ブロック   1月22日(日)
(3) 北陸・甲信越ブロック  1月28日(土)
(4) 近畿・中四国ブロック  1月29日(日)
(5) 九州・沖縄ブロック     1月28日(土)
        北海道・東北ブロック
        関東・中部ブロック
        北陸・甲信越ブロック
        近畿・中四国ブロック
         九州・沖縄ブロック

【その他会場の様子】

アワードセレモニーでは、表彰のほか、たくさんの機器を備えたDJブースでのDJ体験や、住みます芸人による「飲酒運転撲滅・安全運転啓発トーク」が行われました。
◆DJ体験
◆住みます芸人によるトーク

【アワードセレモニー終了後の集合写真】

         北海道・東北ブロック
         関東・中部ブロック
         北陸・甲信越ブロック
         近畿・中四国ブロック
         九州・沖縄ブロック

3.LIVE SDD 2023

『LIVE SDD 2023』は、3年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で、大阪城ホールに1万人のSDDメッセンジャーを迎えて開催しました。

【 最優秀賞受賞者と作品の紹介 】
■北海道・東北ブロック   齊藤 美心さん

「代行運転の道」「飲酒運転の道」の道の太さや文字も大きさを何度も変え書きました。特に、「飲酒運転の道」は字体を崩したり、道を細くしたりし、選んだ道によって人生が大きく変わるということを表現しました。

毎日、新聞やテレビで飲酒運転に関するニュースをよく見ます。飲酒運転という自分勝手な行動は、自分だけでなく、周りの人も巻き込んでしまうので、絶対にしないでほしいです。
■関東・中部ブロック   和田 璃子さん
作品を書く前に、お酒の力でアクセルを踏み込んでしまうと、大好きな家族の笑顔が二度と見られなくなってしまうのに、「どうして大人は飲酒運転をしてしまうのか」と考えました。
おばあちゃんの町で発達している「代行運転」という素晴らしいシステムたくさんの大人たちに広めたいという強い想いを込め、私が習っているダンスのように、リズミカルな言葉をテンポよく配置し、この作品を書きました。
 
■北陸・甲信越ブロック   戸口 裕雅さん
中学生が考えるような難しい言葉はわからなかったので、自分が飲酒運転をする人を見たときの気持ちを書きました。
子どもでも飲酒運転は悪いことだとわかります。それでも飲酒運転をしてしまう人がいることを聞いてビックリしました。
僕も、二十歳になったらお酒を飲んでみたいと思います。そのときは、お父さんやお母さんにお酒を飲んでもらって、僕はハンドルキーパーになろうと思います。
■近畿・中四国ブロック   大東 さくらさん
飲酒運転をする人が、もちろん一番悪いと思いますが、車で来ているとわかっていてお酒を提供するお店や、1杯だけといってお酒を勧める人など、見て見ぬふりをする大人がたくさんいます。そんな大人たちがこのメッセージを見ることで、飲酒運転がなくなってほしいと思って書きました。
最後の一言を、「もうやめよ」と書こうと思っていたのですが、「もうやめや」という大阪弁を使ったほうがインパクトがあると思い書きました。
「お酒を飲んだら車に乗らない」という簡単なルールを守れない大人は本当にあほらしいし、飲酒運転は、本当に身勝手で許せないことだと思います。一日も早く飲酒運転がなくなってほしいです。
■九州・沖縄ブロック   辻 ひまりさん
大人がお酒を飲むときの掛け声の「乾杯」と、自分の意志に負けてお酒を飲んで車を運転してしまう「完敗」をかけました。
また、肯定的な優しい言葉を使うことで、「飲酒運転をしないようにしよう」と思ってもらえるよう工夫しました。
私のメッセージを聞いて、飲酒運転をする人が少しでも減ることを願っています。

【 グランドパフォーマンス 】

LIVEのエンディングの始まりに、声での出演となった小倉智昭さんが、大阪城ホールのSDDメッセンジャーに語りかけました。
世の中から飲酒運転を撲滅するために、私のライフワークのひとつとして取り組んでいます「SDDプロジェクト」。
今から14年前、『LIVE SDD 2009』に大阪城ホールの客席からSDDメッセンジャーとして参加したのが、「SDDプロジェクト」との出会いでした。「LIVE SDD」の持つ力強いパワーとアーティストのすばらしいライブパフォーマンスに心を打たれて、明くる年の『LIVE SDD 2010』から総合司会として飲酒運転撲滅のメッセージをステージからお届けしてまいりました。
しかし、申し訳ありません。残念ながら、今年も、大阪城ホールの『LIVE SDD 2023』のステージに立つことはできません。身体はだいぶん元に戻ってきたのですが、まだ長時間は無理のようです。声だけの参加になりましたが、お許しください。
さて、『LIVE SDD 2023』ですばらしいパフォーマンスとメッセージを発信していただいたアーティストのみなさん、子どもたちの目線で飲酒運転撲滅を書で表現し、書道コンクールに参加した全国の子どもたち、STOP!NAGARA DRIVING PROJECT(SND)の活動に心のこもったメッセージを応募された全国のみなさん、そして、たくさんの企業がパートナーとして参加し、さまざまな取り組みを行い、手を取り合い飲酒運転撲滅という大きな目標に向かって、この活動を続けてきました。
このSDDプロジェクトに参加しているすべての人の想いを結集して、飲酒運転を何としてもゼロにしたい!飲酒運転は一瞬にして尊い命や豊かな人生を奪います。飲酒運転で悲しむ人を、もう誰一人として見たくないのです。

では、全国のSDDメッセンジャーにお聞きします。
「飲酒運転はなぜ、なくならないのですか???」
「飲酒運転はゼロにできない事なのでしょうか???」

コロナ禍になり、元気であること、命の大切さを痛感した3年間でした。それなのに、悲惨な飲酒運転事故はなくなりません。飲酒運転を世の中からなくすことは、まるで夢や希望のような存在になっていませんか?誰もが使う言い訳や正当化するための言葉「でも」。「でも」という言葉を使って諦めていませんか?飲酒運転は減っている。「でも」絶対にゼロにはできないと思っていませんか?

SDDプロジェクトは、一人ひとりが飲酒運転撲滅を誓い、SDDメッセンジャーとして周りの大切な人に飲酒運転は絶対にしてはダメ!と力強く、立ち止まることなく伝え続けてきました。今や、全国219万人がSDDメッセンジャーとなっています。SDDメッセンジャーの飲酒運転撲滅を願う強い想いを、これからもバトンとして繋いでいくことで、全国のSDDメッセンジャーは近い将来500万人、1000万人となっていくでしょう。

私のライフワークであるSDDプロジェクト!今日、決意を新たに誓います。
日本中にSDDメッセンジャーがあふれ、そのSDDメッセンジャーの力と想いを一つにして、子どもたちの明るい未来のために、飲酒運転がゼロになるまでメッセージを伝え続けること。これからも、私はメッセージを発信し続けていきます。その力強いメッセージと想いのバトンが未来に繋がれ、世の中から必ず飲酒運転を撲滅できる!と私は信じています。

では、全国219万人のSDDメッセンジャー、そして未来のSDDメッセンジャーに改めてお聞きします。
「なぜ、飲酒運転はなくならないのですか?私たち大人は何もできないのですか???身勝手な大人たちが作った飲酒運転の世の中を、次の世代の、夢いっぱいの子どもたちにこのまま残して良いのでしょうか?すべての命を大切にしたら、もっといい世界になる。君と、次の世代のために…」

16年間、音楽を通じてバトンを繋いできた全国219万人のSDDメッセンジャー、そして未来のSDDメッセンジャーの飲酒運転撲滅の誓いとともに、最後にこの曲を、大切な人を想って心に届けます。

『Heal The World』

小倉さんからのメッセージの後、オーケストラが音色を奏で、パフォーマーが幻想的な世界を作る中、5名の子どもたちは一行ずつメッセージを書き、書家・森大衛氏と一緒にひとつの大作を作り上げました。
グランドパフォーマンス作品をステージ中央に掲げ、出演者全員で『Heal The World』を歌い、観覧したすべての人の心をつないで「飲酒運転をしないこと」「飲酒運転をさせないこと」を深く心に誓いました。
[LIVE SDD 2023出演アーティスト]
 STARDUST REVUE / TRF / SOPHIA / 矢井田瞳 / 家入レオ / 超特急 / 鈴木愛理 /
   MA55IVE /  THE RAMPAGE 
   シークレットゲスト:森高千里
 
[SDD SPECIAL BAND]  
 Bandmaster , Keyboad & Chorus :  松浦基悦   
 Drums  :松原”マツキチ”寛   
 Bass:伊藤千明    
 Guitar : 菅原潤子   
 Chorus: 田中雪子   
 
[LIVE SDDメッセンジャーズ・アーティスト] 
 学芸大青春
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