第7回 SDD全国こども書道コンクール
1.審査会
1月18日(金)~1月19日(土)に、4地区の各FM局内において審査会を実施しました。
文字の上手さや「書」としての美しさだけではなく、メッセージ性や全体のバランスなどの観点から審査を行い、各地区で5作品ずつ、計20作品を優秀賞作品として選出しました。
文字とイラストをうまく組み合わせた作品や、言葉の持つインパクトの大きさなど、今回も大人に強く訴えかける作品が数多く寄せられ、4会場とも選考は非常に難航しました。
また、受賞者は1月下旬・2月上旬の「アワードセレモニー(表彰イベント)」と、2月23日に大阪城ホールで開催される 「LIVE SDD 2019」 に参加できることが条件となっていたため、非常に良いメッセージ作品であっても受賞作品に選出できないものがいくつもありました。
文字の上手さや「書」としての美しさだけではなく、メッセージ性や全体のバランスなどの観点から審査を行い、各地区で5作品ずつ、計20作品を優秀賞作品として選出しました。
文字とイラストをうまく組み合わせた作品や、言葉の持つインパクトの大きさなど、今回も大人に強く訴えかける作品が数多く寄せられ、4会場とも選考は非常に難航しました。
また、受賞者は1月下旬・2月上旬の「アワードセレモニー(表彰イベント)」と、2月23日に大阪城ホールで開催される 「LIVE SDD 2019」 に参加できることが条件となっていたため、非常に良いメッセージ作品であっても受賞作品に選出できないものがいくつもありました。
【審査会風景】
2.アワードセレモニー
審査会で優秀賞に選ばれた各地区5人が参加しての、アワードセレモニー(表彰イベント)が、地区担当の各FM局で、以下の日程で開催されました。
【日程】
(1)北海道・東北ブロック | 2019年1月 | 27日 | (日) | |
(2)関東・中部ブロック | 2019年1月 | 26日 | (土) | |
(3)近畿・中四国ブロック | 2019年2月 | 3日 | (日) | |
(4)九州・沖縄ブロック | 2018年1月 | 20日 | (土) |
優秀賞受賞者5人による作品発表では、子どもたちが自分の作品を読み上げ、その作品に込めた想いや工夫したポイントなどを発表しました。その後、別室において最終審査が行われ、最優秀受賞者1名を決定しました。
各地区から選出される最優秀賞受賞者4人は、2018-2019年のSDDプロジェクトの集大成として2019年2月23日(土)に大阪城ホールで開催される「LIVE SDD 2019」に招待されます。来場者1万人の前で作品と作品に込めた想いや、工夫した点の発表と、書家・森大衛氏との書道パフォーマンスへの出演という役割を任せられることから、最終審査においては、作品のメッセージ性とそれを伝える子どもたち自身の力の両面から慎重に審議を行いました。
また、アワードセレモニーの各会場では、表彰イベントだけではなく、「交通警察に携わられる方やパネリストの方のお話」、そして「酩酊ゴーグルによる飲酒状態の体験」など、参加した子どもたちとその親御さんに飲酒運転の恐さについて、より深く知ってもらうためのさまざまなプログラムが企画されました。
各地区から選出される最優秀賞受賞者4人は、2018-2019年のSDDプロジェクトの集大成として2019年2月23日(土)に大阪城ホールで開催される「LIVE SDD 2019」に招待されます。来場者1万人の前で作品と作品に込めた想いや、工夫した点の発表と、書家・森大衛氏との書道パフォーマンスへの出演という役割を任せられることから、最終審査においては、作品のメッセージ性とそれを伝える子どもたち自身の力の両面から慎重に審議を行いました。
また、アワードセレモニーの各会場では、表彰イベントだけではなく、「交通警察に携わられる方やパネリストの方のお話」、そして「酩酊ゴーグルによる飲酒状態の体験」など、参加した子どもたちとその親御さんに飲酒運転の恐さについて、より深く知ってもらうためのさまざまなプログラムが企画されました。
【各会場の模様】
(1)北海道・東北ブロック
▲北海道警察本部交通企画課・大田見 拓調査官が平成30年中の飲酒運転による交通事故の現状をわかりやすく説明されました。
飲酒運転撲滅には、「させない」環境作りが重要です。
飲酒運転撲滅には、「させない」環境作りが重要です。
▲いよいよ最優秀賞の発表の時がやってきました。緊張の一瞬です。
(2)関東・中部ブロック
▲お酒を飲んだことのない子どもたちが、酩酊ゴーグルをかけて実際にお酒に酔った状態を体験。「全然、まっすぐ歩けない!」
▲FM局内でDJ体験。飲酒運転撲滅の願いと想いを込めて、マイクの向こうの人たちに呼びかけます。想いが伝わるといいですね。
(3)近畿・中四国ブロック
▲大阪ブロックでも、酩酊ゴーグルをかけて体験。前方にあるカゴにボールを入れようとしますが、思うように入りません。「地面が揺れているみたいで危ない。」
▲12年前に飲酒運転事故によって大切なご家族を亡くされた岩田瞳さん。残された家族がどんな気持ちで過ごしているのかを正直に話してくださいました。癒えることのない悲しみが、私たちの胸に深く突き刺さります。
(4)九州・沖縄ブロック
▲福岡県警察本部交通企画課飲酒運転対策係 棧洋平係長が、飲酒運転の怖さを、子どもたちにもわかりやすく説明してくださいました。お酒を飲んだ大人には、「絶対に運転させない」と心に決めた子どもたちです。
▲飲酒運転をやめない大人たちに向けて、一人ずつ、自分の作品に込めた想いを発表します。子どもたちのまっすぐな瞳に、大人はハッとさせられます。
3.グランドパフォーマンス
2018-2019年のSDDプロジェクトの集大成イベント「LIVE SDD 2019」が2019年2月23日(土)に大阪城ホールで開催され、SDDプロジェクトの主旨に賛同するアーティストと約10,000人の来場者が集結し、『飲酒運転のない未来をつくる』ことを誓い合いました。
イベントの序盤では、各ブロックからの最優秀受賞者4人の子どもたちが、ステージから来場者に向けて、作品に込めた想いや工夫した点を発表しました。
フィナーレでは「SDD全国こども書道コンクール」のグランドパフォーマンスが行われました。
イベントの序盤では、各ブロックからの最優秀受賞者4人の子どもたちが、ステージから来場者に向けて、作品に込めた想いや工夫した点を発表しました。
フィナーレでは「SDD全国こども書道コンクール」のグランドパフォーマンスが行われました。
■北海道・東北ブロック 鈴木 ちひろさん
飲酒運転の事故が減って、幸せの数が増えてほしいそのままの想いを込めて書きました。
■関東・中部ブロック 鷺坂 侑杏さん
『酒』という字と『涙』という字を他の字よりも大きくしました。飲酒をした後に運転をする人に向かって「そのハンドルを握っていいのかもう一度確認してほしい」という気持ちを込めて書きました。悲しい涙を流すのではなく、嬉しい涙をたくさん流してほしいという気持ちを込めて書きました。
■近畿・中四国ブロック 鈴木 拳心さん
『たい』という言葉を3回繰り返して語呂を良くし、読みやすくしました。飲酒運転事故がなかなか無くなりません。飲んだら乗らないという簡単なことなのになぜなくならないのかと考えた時に、ふと思いつきました。飲みたい乗りたいどっちもしたいという子どもみたいな考え方をした大人が飲酒運転事故を起こすのではないかと思います。そんな子供以下の考えを捨てて法律を守り、飲酒運転事故が無くなるよう願いを込めて書きました。
■九州・沖縄ブロック 岡村 優花さん
飲酒運転のニュースを見ていた時に、飲酒運転をした人が「覚えてない」と言っていたので許せないと思いました。『通じない』を大きく書いてみんなに伝えたいと思って書きました。
私が生まれる前に福岡で飲酒運転の事故があって、3人の子どもが亡くなったことを聞きました。そんな悲しい事故があったのに、なんで無くならないのかと思っています。私は飲酒運転が無くなってほしいと思っています。
私が生まれる前に福岡で飲酒運転の事故があって、3人の子どもが亡くなったことを聞きました。そんな悲しい事故があったのに、なんで無くならないのかと思っています。私は飲酒運転が無くなってほしいと思っています。
エンディングで、総合司会の小倉智昭さんが、ステージから11,000人の来場者にこう語りかけました。
それでは次が今年のLIVE SDD 2019、最後の曲になります。このSDDプロジェクトは12年目を迎え、たくさんのアーティストにご協力いただき、たくさんの企業がパートナーとして参加し、180万人もの人々がメッセンジャーとなりこの活動を支えています。
このすべてのSDDプロジェクトに参加しているみんなで飲酒運転をなんとしてもゼロにしたい! 飲酒運転は一瞬にして尊い命や豊かな人生を奪います。被害者も加害者も全てを失う、飲酒運転。飲酒運転で悲しむ人をもう誰一人として見たくないのです。 180万人のSDDメッセンジャーの力と想いを一つにして、私たちの、子供達の明るい未来のために、飲酒運転が無くなるまでメッセージを伝え続けましょう! 皆さんには今年もお配りしたSDDメッセンジャーカードに大切な人を思い浮かべて飲酒運転撲滅のメッセージを書き込んでいただきました。 これをぜひ大切な人がいるところへお持ち帰りいただき、ぜひ見せてください。 そしてエンディングの模様を、ここで一つになった想いを撮影していただき、SNSでぜひ発信してください。 飲酒運転は絶対してはいけない、そしてゼロにできることだと。それが会場にいるSDDメッセンジャーの大きな役割だと信じています。 では、大阪城ホール、そして全国のSDDメッセンジャーにお聞きします! 飲酒運転はなぜ、なくならないのですか?飲酒運転はゼロにできないことなのでしょうか? 身勝手な大人が作った飲酒運転の世の中を次の世代の夢いっぱいの子どもたちにこのまま残していいのでしょうか? 私たち大人は、何ができるのでしょうか?全ての命を大切にしたら、もっといい世界になる。君と、次の世代のために・・・。 12年間、音楽を通じてバトンを繋いできた全国180万人のメッセンジャーの想いとともに、この曲を大切な人を思って心に届けます。---Heal The World。 |
小倉さんからのメッセージの後、プロジェクションマッピングで幻想的に浮かび上がった空間に、大前光市さんと、TRFのSAMさんのパフォーマンスが始まりました。会場内が静まり返り、固唾をのんで見守る中、最優秀賞受賞者4人の子どもたちは、書家・森大衛氏とともに、飲酒運転の撲滅を願うメッセージを大きなパネルに書き上げました。
そして、フィナーレでは、子どもたちが飲酒運転をなくしたいという強い想いを込めて書き上げた
「酒一杯 涙何杯分? 子どもみたいないいわけ 通じない 飲酒運転撲滅 幸せな 未来のために」という書道パネルをステージ中央に掲げ、全アーティストと会場にいる参加者全員で「ヒール・ザ・ワールド」を合唱し、「飲酒運転をしないこと」「飲酒運転をさせないこと」を深く心に誓いました。
「酒一杯 涙何杯分? 子どもみたいないいわけ 通じない 飲酒運転撲滅 幸せな 未来のために」という書道パネルをステージ中央に掲げ、全アーティストと会場にいる参加者全員で「ヒール・ザ・ワールド」を合唱し、「飲酒運転をしないこと」「飲酒運転をさせないこと」を深く心に誓いました。
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