第5回 SDD全国こども書道コンクール
1.審査会
2017年1月13日(金)に、4地区の各FM局内において審査会を実施しました。
今回も、文字の上手さや「書」としての美しさだけではなく、メッセージ性や全体のバランスなどの観点から審査を行い、各地区で5作品ずつ、計20作品を優秀賞作品として選出しました。
また、応募に際し、1月下旬の「アワードセレモニー(表彰イベント)」と、2月19日に大阪城ホールで開催される 「LIVE SDD 2017」 に参加できることが条件となっていますが、これらに参加できなくても「飲酒運転根絶への想い」を込めた作品を送ってくれた子どもたちもたくさんいました。
なお、ご応募いただいた作品については、「飲酒運転のない未来を子どもたちへ」の実現に向けて、今後も、飲酒運転根絶の啓発活動で活用させていただきます。
今回も、文字の上手さや「書」としての美しさだけではなく、メッセージ性や全体のバランスなどの観点から審査を行い、各地区で5作品ずつ、計20作品を優秀賞作品として選出しました。
また、応募に際し、1月下旬の「アワードセレモニー(表彰イベント)」と、2月19日に大阪城ホールで開催される 「LIVE SDD 2017」 に参加できることが条件となっていますが、これらに参加できなくても「飲酒運転根絶への想い」を込めた作品を送ってくれた子どもたちもたくさんいました。
なお、ご応募いただいた作品については、「飲酒運転のない未来を子どもたちへ」の実現に向けて、今後も、飲酒運転根絶の啓発活動で活用させていただきます。
【審査会風景】
2.アワードセレモニー
審査会で優秀賞に選ばれた各地区5人が参加しての、アワードセレモニー(表彰イベント)が、地区担当の各FM局で、以下の日程で開催されました。
【日程】
(1)北海道・東北ブロック | 1月21日(土) | |
(2)関東・中部ブロック | 1月22日(日) | |
(3)近畿・中四国ブロック | 1月28日(土) | |
(4)九州・沖縄ブロック | 1月28日(土) |
アワードセレモニーの各会場では、表彰イベントだけでなく、「交通警察行政に携わられる方やパネリストの方のお話」、そして「酩酊ゴーグルによる飲酒状態の体験」など、参加した子どもたちとそのご家族に飲酒運転の恐さについて、より深く知ってもらうためのさまざまなプログラムが企画されました。
そして、優秀賞受賞者5人による作品発表では、子どもたちが自分の作品を読み上げ、その作品に込めた想いや工夫したポイントなどを発表した後、最終審査により、最優秀受賞者1名を決定しました。
各地区から選出される最優秀賞受賞者4人は、今年度のSDDプロジェクトの集大成として2月19日(日)に大阪城ホールで開催される「LIVE SDD 2017」に招待され、来場者1万人の前で作品と作品に込めた想いの発表と、書家・森大衛氏との書道パフォーマンスへの出演という役割を担うことから、最終審査においては、作品に込めた想いとその想いを伝える力の両面から審議を行いました。
各地区から選出される最優秀賞受賞者4人は、今年度のSDDプロジェクトの集大成として2月19日(日)に大阪城ホールで開催される「LIVE SDD 2017」に招待され、来場者1万人の前で作品と作品に込めた想いの発表と、書家・森大衛氏との書道パフォーマンスへの出演という役割を担うことから、最終審査においては、作品に込めた想いとその想いを伝える力の両面から審議を行いました。
【各会場の模様】
(1)北海道・東北ブロック
▲北海道警察本部交通企画課・馬場係長が「反射神経を試す機械」を持ってきてくださり、子どもたちが興味深く体験していました。
▲受賞した子どもたちは、FM局内でDJ体験も行いました。一緒に参加した家族が見守る中、貴重な体験ができました。
(2)関東・中部ブロック
▲受賞した子どもたち5人が、一人ずつ、自分の作品に込めた思いを発表。最年少の小学1年生の受賞者も一所懸命発表しました。
▲「あれ~、フラフラして真っ直ぐ歩けない!」・・・子どもたちが酩酊ゴーグルを着けて、お酒に酔った状態を体験。
(3)近畿・中四国ブロック
▲「それっ!」 ―― カラーボールを、カゴの中 に入れようと投げたつもりが・・・・、あれっ!?
酩酊ゴーグルをかけて、子どもたちがお酒で酔った状況を疑似体験しました。
酩酊ゴーグルをかけて、子どもたちがお酒で酔った状況を疑似体験しました。
▲FM放送局内で、いろんな機材の説明を聞きながら、操作してみました。いつも聴いているFM番組の裏側を見ることができ、子どもたちにとって良い経験になりました。
(4)九州・沖縄ブロック
▲福岡県警察本部交通企画課飲酒運転対策係・棧係長が、飲酒運転の恐怖などについて話され、「飲酒運転は絶対になくせます!」と、力強いメッセージで締めくくられました。
▲子どもたちが自転車シミュレーターを体験し、安全確認やスピードなど、自転車のルールとマナーについて、楽しく体験しながら、親子であらためて学びました。
3.グランドパフォーマンス
今年度のSDDプロジェクトの集大成イベント「LIVE SDD 2017」が、2月19日(日)に大阪城ホールで開催され、SDDプロジェクトの主旨に賛同するアーティストと約1万人の来場者が集結し、『飲酒運転のない未来をつくる』ことを誓い合いました。
そして、この中で「SDD全国こども書道コンクール」のグランドパフォーマンスが行われました。イベン
そして、この中で「SDD全国こども書道コンクール」のグランドパフォーマンスが行われました。イベン
トの序盤では、各ブロックからの最優秀受賞者4人の子どもたちが、ステージから来場者に向けて、作品に込めた想いや工夫した点を発表しました。
■北海道・東北ブロック 對馬 愛佳さん
「お酒を飲んで運転することは、一瞬にして大事な命も家族も信用も失ってしまう、絶対に許されない犯罪ですだから、お酒を飲んでは絶対にダメという思いで書きました。
また、『命』という文字を大きくして、命が家族と信用を支えていて、命がなくなると全てが崩れてなくなるということを表しています」
また、『命』という文字を大きくして、命が家族と信用を支えていて、命がなくなると全てが崩れてなくなるということを表しています」
■関東・中部ブロック 茂木 咲恵さん
「飲酒運転死亡事故が、この世の中からなくなり、死語になればいいのに・・・という思いを込めて書きました。
四角の囲みは、遺影の額をイメージして、『飲酒運転死亡事故』という言葉が亡くなったということをイメージして書きました」
四角の囲みは、遺影の額をイメージして、『飲酒運転死亡事故』という言葉が亡くなったということをイメージして書きました」
■近畿・中四国ブロック 森田 真衣さん
「お酒を飲んだけど、ちょっとだけだから大丈夫という、軽い気持ちで運転することは、人の命を奪うことにつながる重い罪であるということを伝えたくて書きました。
また、『軽い』と『重い』は相反する言葉ですが、軽いという文字は軽く見えるように、重いという文字は重く見えるように工夫して書きました」
また、『軽い』と『重い』は相反する言葉ですが、軽いという文字は軽く見えるように、重いという文字は重く見えるように工夫して書きました」
■九州・沖縄ブロック 山北 鈴夏さん
「福岡では飲酒運転による大きな事故がありました。その事故で3人もの子供の命が奪われました。3人には、明るい未来があったはずなのに、飲酒運転から生まれた闇の中に未来が吸い込まれました。そして、飲酒運転をした人の未来も闇に変わりました。そのことを伝えたくて、このメッセージを書きました。また、『明』という文字を工夫して、古代文字としました」
Official Photo (LIVE SDD 2017)
エンディングでは、総合司会の小倉さんが、1万人の来場者に、こう語りかけました。
私たちは、飲酒運転を0(ゼロ)にしたい。大切な人を失う苦しみ、悲しみに暮れる家族。
飲酒運転は、簡単に全てを失います。 飲酒運転で悲しむ人をもう誰一人として見たくないのです。
だからSDDメッセンジャーの力と想いを一つにして
私たちの、そして子供たちの未来のために飲酒運転が無くなるまで メッセージを伝え続けましょう。 皆さんには、今日お配りしたSDDメッセンジャーカードに大切な人を思い浮かべて
飲酒運転撲滅のメッセージを書き込んでいただきました。 これを是非大切な人がいる所へお持ち帰りいただき、是非見せてください。 そして伝えてください。 「飲酒運転は、絶対にしてはいけない。そして0(ゼロ)にできることだ」と ――― 。 それが会場にいるSDDメッセンジャーの大きな役割だと信じています。 飲酒運転は、なぜなくならないのですか?
飲酒運転は、0(ゼロ)にできないことなのでしょうか? 身勝手な大人が作った飲酒運転の世の中を次の世代の夢一杯の子供たちに このまま残していいのでしょうか? 私たち大人は、何ができるのでしょうか? 全ての命を大切にしたら、もっといい世界になる。
君と次の世代のために、10年間、音楽を通じてバトンを繋いできた 全国145万人のSDDメッセンジャーの想いとともに、 本日最後に、この曲を大切な人を想って心に届けます。――― ヒール・ザ・ワールド。 |
小倉さんからのメッセージの後、オーケストラによる演奏が静かに流れ始め、それにあわせて、TRFのSAMさんをはじめとする4人のパフォーマーがゆったりとした踊りを披露。
その間、最優秀賞受賞者4人の子どもたちはステージ上で、書家・森大衛氏とともに、飲酒運転の根絶を願うメッセージを大きなパネルに書き上げました。
その間、最優秀賞受賞者4人の子どもたちはステージ上で、書家・森大衛氏とともに、飲酒運転の根絶を願うメッセージを大きなパネルに書き上げました。
そして、フィナーレでは、子どもたちが飲酒運転をなくしたいという強い想いを込めて書き上げた「軽い一杯 飲んで運転 重い罪 明るい未来が闇の中 飲酒運転 死語になれ!」という書道パネルをステージ中央に掲げ、全アーティストと会場にいる参加者全員で「ヒール・ザ・ワールド」を合唱し、「飲酒運転をしないこと」「飲酒運転をさせないこと」を深く心に誓いました。
|