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宮崎県で「第27回合同研修会」が行われました
2015-02-11
カテゴリ:講習会
2月11日(水)に、宮崎観光ホテルにおいて、宮崎県自動車代行事業協同組合と公益社団法人全国運転代行協会(以下:協会)宮崎県支部の共催で、合同安全研修会が開催されました。
参加者は今年も100名を超え、来賓も、宮崎県警察本部交通企画課の垂水警部、宮崎県中小企業団体中央会の勢井事務局長が臨席され、講演講師には、宮崎県経済農業協同組合連合会(JA経済連)の羽田相談役はじめ、当共済理事長を兼務する丹澤会長ほか、当共済からは、事故防止研修として金澤専務が講師を務めました。
    
まずはじめに、協会丹澤会長から、今年4月の地方権限移譲に向けて、全国の業界健全化の現状の問題点について説明があり、「各都道府県において地元事業者が団結することがより一層重要になってくる、業界の自助努力によって不良業者の規制に力を入れるために、行政への強い働きかけのチャンスのときであり、飲酒運転根絶のための大切な受け皿として、より適正なサービスを提供できる代行業界の発展を、早急に進めることが急がれる」と話されました。
そのうえで、代行を『業』としない、週末だけ繁華街に出てくる日銭稼ぎ的事業者の多くが、業として利益の出ない不当ダンピングを行っており、儲けを補おうとする分、白タク行為や、表示義務、届出義務、損害賠償措置義務を履行しないなどの違法行為もみられ、これらが業界健全化を阻害している現状があり、「みなさんが主体となってしっかり取り組んでほしい」と話されました。
次いで、来賓の垂水警部から宮崎県内の交通事故状況について説明があり、中央会の勢井事務局長からもご挨拶がありました。
 
第2部の講演では、JA経済連の羽田相談役から「お客様に選ばれる組織に向けた農業改革」と題した講演のなかで、『運転代行業は、社会に無くてはならない業界としてユーザーは見ているので、業者それぞれがレベルアップを目指してほしい。改善のために出来ないことはない。やるかやらないかである。一人(一社)ではなく、皆で力を合わせて立ち上がることが大切である。』と話されました。
その後、協会理事の霜鳥、辻両氏より、協会の活動報告がありました。代行サービスの質の向上、利用・普及の促進、業界として交通安全の取り組みに向けて説明があり、最後に協会加入促進のお願いがなされました。
最後に、当共済の金澤専務から、「代行業界の事故防止対策について」と題し、運転代行業に従事するものの心構えとして、社会に必要とされる業界でありながら多発する事故について、プロドライバーであることの認識の浅さについて触れ、「『大切な命と財産を預かっている』の意識を持って業務を行ってほしい、この気持ちが無ければ事故は防げない」と話しました。そのほか、具体的な事例から、発生原因とその分析、労働環境の悪化、業者として信頼失墜、経済的損失など、これからの代行業界の健全化と発展に向けて、今一度姿勢を正す必要性を伝えました。
 
例年のことですが、この研修会には、代行事業者のみならず各方面の方々が臨席されます。
今年は、来賓、講師のほかに、宮崎県内のJA単協、食品会社、造園業、弁護士、労務士、税理士、損保代理店など、潜在的利用者でもあり、業界のますますの発展を願い、大きな期待を寄せられる多くの方々が出席され、盛会のうちに閉会しました。
 
JD共済はこれからも、宮崎県自動車代行事業協同組合と公益社団法人全国運転代行協会、同宮崎県支部と連携しながら、損害賠償の立場から、業界の健全化を目指して参ります。
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