本文へ移動

新着情報

地元富山で東部・西部2ヶ所同時に事故防止講習会を開催
2015-11-15
カテゴリ:講習会
11月15日(日)に、富山県内全域を対象としたドライバー向け事故防止講習会を2ヶ所で同時開催しました。
事業主とともに、多くのドライバーの事前参加申し込みを受けて、富山県西部地区の会場は高岡総合プール大会議室、富山東部地区の会場は自治労とやま会館3階の大会議室を準備して、当日に臨みました。
西部地区では、来賓として高岡警察署地域交通官の藤井警視にご臨席賜り、富山県警察本部交通部交通企画課の水口警部補、高岡警察署交通課森田警部補、東部地区では、富山中央署交通官岡山警視のご臨席とともに、同じく富山中央署交通企画課岡田警部補にもおいでいただきました。
開会の挨拶として、両会場とも、公益社団法人全国運転代行協会の会長でもある、ジェイ・ディ共済協同組合理事長の丹澤より、運転代行業界の適正化・健全運営についてお話しいたしました。
「富山県は運転代行発祥の地であり、県内の事業者は全国の範となるべき位置付けである。日銭稼ぎの隙間産業と言われる時代ではない。業としての料金を考えていかなければならない。本年4月の地方への事務権限移譲に伴い、地元の事業者がもっと手を組んで行政と共に、料金問題を始めとする様々な課題に取り組むべきである。」と業界全体の今後についてと、日常業務の中からは、「客車・随伴車のドライバーの仲が悪いという話しをよく聞くが、これは社長の責任である。ペア意識の体制作りが求められる」、「労災加入や最低賃金確保、マイナンバーに対応できる正しい納税や、随伴車による重大事故の多発から、任意保険義務付けの必要性」などに触れ、業としての意識の確立を促しました。
来賓のご挨拶として、高岡会場の藤井警視からは、県内の事故状況について、「交通事故自体は減少傾向にあるものの、死亡事故は危機的な状況にあること、特に薄暮から夜間にかけての高齢者の事故が問題であり、これからの繁忙期に向けて十二分に気を付けてほしい」と要請がありました。また「北陸新幹線が開通し、高岡市は脚光を浴びている市の一つであり、夜の飲食街は高岡の顔になる中で、飲酒運転根絶の担い手である運転代行事業者として、それにふさわしい応対や服装をしてほしい」ことをお聞かせいただきました。
富山会場の岡山警視からも、前夜に起きた繁華街での代行事業者の事故や、飲酒運転絡みの事故により、不眠で対応に当たられたあとのご参加であったことに触れられながら、「事故を減らしたい、事故を起こさないためには安全確認しかない」と、飲酒運転根絶の受け皿として、地域から運転代行の需要が高まっている今、参加者にプロとして頑張ってほしいと激励がありました。
反面、富山駅前繁華街の随伴車路上待機問題にも言及され、頻繁に一般の方から110番に通報が入る現状の改善を求められました。
ジェイ・ディ共済の事故防止プロジェクト講師からは、直近の事故例を取り上げ、小さな原因が重大な結果をもたらすこと、その小さなことをつぶさないと事故は無くならないことをお話し、両会場で、講師の発声により、会場の参加者全員が起立し、始業前の安全標語の唱和を行いました。(写真)
最後に講評として、高岡会場では森田警部補から、夜間の歩行者事故防止の貴重な情報提供がありました。
富山会場では、岡田警部補から“割れ窓理論"を例に、車で来県される人も増えており、代行発祥の地富山の事業者としてイメージアップを図り、地域のニーズに応えてほしいと締めくくられました。
高岡会場では、ドライバーに日当を払って受講された事業者もおられたり、富山では一種二種免許にかかわらず、1社で6名のドライバーで参加されたところもあり、年末の繁忙期直前に、事故防止意識の高さを感じました。
参加された皆さんには、繁忙期も無事故で乗り切っていただきたいものです。
ご参加いただいた事業者、ドライバーの皆さんお疲れさまでした。
繁忙期前の受講の必要性をお声掛けくださった富山県警察の皆様、お休みにも関わらずご出席くださり、ありがとうございました。
TOPへ戻る