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滋賀県で講習会が開催されました
2015-11-09
カテゴリ:講習会
去る11月8日(日)、滋賀県近江八幡市の「近江八幡男女参画センター」に於いて、公益社団法人滋賀県支部と、運転代行協会志賀の共催で、「第五回滋賀県運転代行安全講習会」が開催され、15事業者とドライバー合せて約30名の参加がありました。
同支部の辻支部長はJD共済の理事でもあるため、これからの繁忙期に向かって更に事故を減らすための事故防止講習実施の依頼があり、JD共済から講師を派遣しました。
当日はまず始めに、共催者である運転代行・滋賀の網濱会長から挨拶があり、次に滋賀県庁交通戦略課と同警察本部交通企画課から、それぞれ、「県から見る運転代行業務」と「立ち入りの結果と問題点」について話がありました。損害賠償措置に問題のある事業者の存在や、白タク行為に繋がるAB間輸送の問題、行燈(あんどん)の色や表示方法について、実例を挙げての指導はわかりやすく、参加者は自社の営業に問題が無いか、再確認しながら聴講されているようでした。
引き続いて、社団会長を兼任する丹澤理事長からも、「業界の現状と今後について」と題し、『4月から県に権限移譲され、国任せにしていた意識を変えていかなければならない。誰かがやってくれるのではなく、業界・事業者自らが考え行動を起こしていかなければ、今後の業界の発展はない。』と、事業者にとっては非常に厳しい、しかし事業主として当然の話がありました。
最後に、『飲酒運転根絶の大切な受け皿サービスの事業として、地域に密着する運転代行という仕事は、待機中の姿勢も含めたサービスマナーや、速度超過を含む走行中のマナーなど、行政のみならず利用者からも常にみられていることを忘れず、事故の無いようお努めいただきたい』というJD共済の願いを込めた、事故防止講習を行いました。
JD共済が制作した事故防止用DVD視聴後、副理事長の金澤からは、「代行の補償の必要性とJD共済では適用されない事故事例」について、損害サービス部課長の茶木からは、「ドライバーへの安全教育研修」と題して、参加された各社の従業員を対象として、事故を起こした際のお詫びの大切さや、事故の約7割を占める入出庫時の事故を無くすために必要な、客車ドライバーと随伴車ドライバーの「ペア意識」の大切さを、実際にあった事故の事例や事務局コンペで選ばれた標語を交えながらお伝えしました。
午後1時から4時半までという長時間で、しかも普段であればまだお休みの方も多い時間帯にもかかわらず、参加された方は皆さん何度も頷きながら真剣にメモを取り、“自分は事故を起こすまい"という思いが見て取れました。
一旦事故が起きてしまうと、その対応に係る時間的ロス、経済的ロス、法的な責任、信用の失墜など、事業としてその損失は計り知れません。
共済は、組合員の皆さんからお預かりした共済契約の範囲で、万が一事故が起きたときの補償をすることを目的としています。
しかし、その事故が起きる前に、事故を起こさないように「事故を未然に防ぐこと」のお手伝いも、大きな目的の一つと考えています。
これからの繁忙期に向け、この日の講習内容が皆様のお役に立つことを願っております。
参加された皆様、お疲れさまでした。